ワタクシが経験と独断と偏見で説明する『草刈機(刈払機)について』、今回は『ハンドルの違い』という視点で私見を述べます。
草刈機のハンドル形状によって それぞれ得手不得手があり、状況や目的に応じて使い分けることが、作業効率や安全性の面で理想です(しかし実際 付け替えるのは億劫なんです)。
ハンドルの違い
- 両手ハンドル(Uハンドル)
○刃から伸びたシャフト部分に付いたU字のハンドルで、両手で握るタイプ。両手で持つので草刈機を安定して左右に振って刈ることができ、広い場所の草刈りがやり易い。また、刃と身体の距離が ほぼ一定に保たれるので、事故が起こりにくい。
○その反面 姿勢が固定されるので、草刈機を柔軟に扱い難く、細かいコントロールには向かない。その為 刃を斜めに保ちづらくて勾配の強い斜面の草刈りには向かない。
○ほとんど何処でも使えるが、障害の多い場所や狭い場所など、草刈機を左右に振れない場合は作業効率がかなり落ちる。
○ハンドルが大きいので、保管の際 場所を取る。
- ループハンドル
○半円状のハンドルで、姿勢を固定せずに柔軟性のある使い方が出来る為、体への負担が少ない。
★片手でハンドル、もう片方でシャフトを握れば、刃の上下調節が容易。
★両手でハンドルを握れば刈刃の角度を安定させ易いので、斜面での草刈りにも適している(ワタクシ実は、こういう持ち方をしたことは無い)。
○取り回しが良いので障害物の多い場所でも作業し易い。
○その反面、柔軟性に富み動かし易いことから怪我につながり易い。
○通常、広い平地での草刈りは両手ハンドルに劣る。
○シャフトに持ち手が近いので、エンジンタイプの草刈機の場合、振動が手に伝わり易い。 - ツーグリップ
○ハンドル部分が無く、直接シャフトを両手で握って操作するタイプ。
握りやすくする為、シャフトにグリップが取り付けられている。
○直接シャフトを握るので、手首を動かせば簡単に刃の角度を変えられるので、細かい作業がやり易く、山林などの障害物が多く傾斜が きつい場所での作業に向いている。
○手に直接振動が伝わる点や、両手でシャフトを握った状態の固定した姿勢で本体を常に支えなければいけないことから、身体への負担が大きく長時間の作業には向かない。
○ワタクシは ツーグリップは使ったことはアリマセンが、かなり場所を選ぶタイプで平地での作業には使いにくそうだと思います。
オールマイティな両手ハンドルなら広い平地の草刈りは早くて楽だし、苦手の障害物の多い場所や狭いトコロも慎重に自分の腕でカバーすれば何とか作業できます!(ちゃんと経験積んでね)
ループハンドルも良いのですが、ワタクシの場合は広い場所の草刈りばかりで、急な斜面で作業することは殆ど無いので両手ハンドルで充分です。
工具と時間に余裕があったら、状況に応じてハンドルを付け替えてください。
お金に余裕が有るなら、ハンドルの違う草刈機を2機購入してください(多分 置き場所に困ります)。
ご覧頂きありがとうございました。
次回は『運搬』という視点で説明致します。
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